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人の不幸を願う人が増えている?!

 
この記事を書いている人 - WRITER -
K(ケイ)  1989年生まれ 経営者であり、士業であり、夫でありパパです 家族と滋賀県とお酒が大好きです。
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読売新聞オンラインの記事に興味深いものがあった。

自分勝手や残酷なことして「バチがあたる」信じる人76%、半世紀前より割合高く

 

「バチがあたる」と信じる人が増えているらしい。

その数なんと76%。

 

ただ、”バチがあたると信じる” ということが良いことなのか悪いことなのか、

この短い記事では判断がつかないので、ちょっと深掘りしてみたいと思う。

 

まず、「バチがあたる」の意味から。

これは記事にも書いている通りシンプルで、

人の迷惑なコト、自分勝手なコト、残酷なコトをしたりする人に対して「バチ=”罰”」が下されるというもの。

 

次に「バチあたり」を信じる人の背景にある考え方を整理しよう。

整理の仕方は色々あると思うけど、一つの切り口が、「対象は誰か」というもの。

要は、

「バチあたれ!」なのか「バチあたらんようにしよう」なのか。

 

前者(バチあたれ!)は、何らかのの理由で気に食わない人に対して「どうかアイツに不幸よ訪れろ」と願うもの。

なぜこのような心境になるかと言うと、その背景には少なからず『他社との比較』があるように思う。

“アイツは好き勝手やってるのに私より上司から好かれている” ”俺の方が頑張っているのに、暇そうなアイツの方が給料が高い” などなど。

 

一方後者(バチあたらんようにしよう)は、自分や周囲の状況などを踏まえて、自分自身を律する意味で「ボクもちゃんとせなっ」と背筋を伸ばすもの。

この背景には色々なシチュエーションがあって、

悪い行いをしていた人が適切に罰せられてスッとしたり、善い行いを続けていた人が報われてホッこりしたり、

自分自身がそういう体験をしたときなどにそう感じるんじゃないかな。

 

ここで改めて「バチがあたる」と信じる人が増えたことが良いことか悪いことが考えてみよう。

上の切り口で考えた場合、今の世の中、後者(バチあたらんようにしよう)の感覚で「バチ」を感じている人は少ないなあと思う。

みんなヒトの不幸を願っている。

そう、これは悪いことや。

 

言い換えると “報われていない人” が多いということかな。

ボクも最近、本当に最近、理不尽な理由で仕事を断れたり、頑張ったことが裏目に出たり、

「やりきれへんなあ」とか「報われへんなあ」と感じることが立て続けにあった。

 

でもこういう時にヒトの不幸を願っても自分の状況が改善する訳じゃないし、自分の幸福度が増す訳でもない。

ボクも瞬間的には腹立って何かしらのせいにしたりしたけど、

結局、自分がうまくいってない原因は自分にしかないよなそりゃ。

何かがうまくいかない時は、矢印をヒトじゃなくてあくまで自分に向けないと前に進めない。

 

「バチ当たり」からそんなことを感じて、自分ももっと頑張ろうと思ったっていう話でした。

気合入ったぞ。

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