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ヤラセは最高の芸

 
この記事を書いている人 - WRITER -
K(ケイ)  1989年生まれ 経営者であり、士業であり、夫でありパパです 家族と滋賀県とお酒が大好きです。
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最近めっきりYouTubeにハマっている。

そのせいでトンっとブログの更新が止まっていたが、YouTubeをやっていて気付いたことがたくさんあるので、それらを少しずつ言語化していきたいなあと思い再びブログを書き始めた次第です。

 

今日は「芸」について。

 

ボクらのYouTubeは、ふたり並んで座って、チョット役立つ雑談をするというコンセプトでやっております。

(ちなみにこれを「しゃべくり形式」と呼んでおります)

 

タイトルや内容を決めて喋ることもあるし、タイトルだけ決まっている場合や、タイトルすら決めずに喋りだすこともある。

特に、ボク発信で話しはじめるときは、極力事前の打ち合せはしないようにしている。

 

なぜかと言うと、相手の【新鮮な】反応が見たいから。

 

会話、特に相手の相槌やリアクションって、初回の生々しさがめちゃくちゃ大事だと思うんです。

#THE FIRST TAKE #採れたて #一番搾り

 

また、視聴者目線に立った時にも、聞いた側が素朴に思った疑問や感想、反対意見を率直にぶつけることで、視聴者と同じ目線になり、

「よくぞ代弁してくれた!」

みないな納得感が生まれるんじゃないかと思う。

 

あと、事前に打ち合せをしてしまうと、反応がちょっとわざとらしくなったり、不自然な相槌になったりする場合もあって、

ボクらのように途中でボケが入ったりするプチコント形式の会話の場合には、ツッコミも新鮮な方がいい。

 

とかくボクらはこの「一番搾り」にこだわって撮影をしている。

 

しかし、よくよく考えてみると、これを「一番搾り」に頼らずやっている世界があるなと思ったんです。

 

その代表的な例が、ボクらも今まさにチャレンジしている「漫才」。

 

コンビによって違うとは思いますが、漫才には通常事前に台本があって、何回も何回も練習して本番を迎えます。

そして本番では、あたかも初めて思いついたかのようにボケ、初めて聞いたかのようにツっこむ。

 

入念に準備を重ねた上で、【新鮮さ】を出すんです。

これってめちゃくちゃすごいコトですよね。

 

これがいわゆる「芸」なんですわ。

 

去年、M-1の練習をしててすごく思ったのが、ネタってやればやるほど、面白いかどうかわからなくなってくるということ。

そして、回数を重ねるごとにボケやツッコミもなんだか「作業」みたいになっていくんです。

「作業」になっちゃうと、これはもうホンマに面白くなくなる。

 

いかに新鮮なリアクションをするか。その場で見てくれている人と同じ目線・空気感でいられるか。

 

ここに「芸」の本質がある気がします。

 

「芸」人っていうのは、ただふざけたことをしているんじゃなく、こういうスキルを極めた人たちなんだということに改めて気付かされました。

32歳にしてようやく。

 

ああ、また芸人に対するリスペクトが高まった。

 

来年はM-1勝ちたいな。

とっとと練習しよう。

 

ではまた!

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