【読書感想文】日本一稼ぐ弁護士
土日に本を読んだ。
なかなかインパクトのあるタイトル。
Kindle Unlimitedでタダで読めたから、ほんの興味本位でポチッた本やけど、これがなかなか良かった。
二日間でスルっと読めた。
帯にも書いている通り、著者の福永さんは大学卒業後フリーターを経験し、30歳前で弁護士になり、わずか5年で年収10億に達した人。
注目すべきは、この10億ってのが何か事業を興して大儲けしたわけじゃなく、”弁護士”としての仕事だけで稼いだものであるということ。
同じ士業として「これはあり得ん!」と思った。
ボクたち士業も時間を切り売りして働いている(時給制をイメージしてもらうといいと思います)側面が大きいため、
一日の時間が限られている以上、会計士のボクがどう電卓を叩いても10億という結果が導き出せなかったが、本を読み終わって納得した。
そこには何のマジックもなかった。
“24時間” というものをボクらの常識をはるかに超える使い方で、鬼のバイタリティで仕事をこなしていただけだった。
「やるべきことを徹底的にやればいい」
そんな当たり前のことを教えてもらった。
仕事のやり方にしても、時間やお金の使い方にしても、ボクたちは “やった方がイイ” ことは結構知ってるはず。
でもそれを本気で徹底的にやっている人をほとんど見たことがない。
ボクなんかまさにそうで、いろんな情報だけ仕入れてちょっと賢くなったような気がしてるだけ。。。
そんな “当たり前にやった方が良いこと” をここまでやれば10億っていくんやと思い知らされた。
おそらく100%マネすることは不可能なので、最初から目指すことはしないけど、
明日から取り入れたいことがいくつがあったので印象に残ったフレーズを2つほど紹介したいと思う。
まずはひとつめ。
“最近の弁護士は、ともかく深い専門性や最先端の知識、特別なスキル、経験を得ようと試行錯誤している。しかし、弁護士業もサービス業であり、誰よりもスピードがある、誰よりも丁寧、誰よりも依頼者と感情を共有するといったことでも、クライアントには十二分な訴求力になる。そして、これらは弁護士1年目からでも追求することができる”
響いた。
会計士として独立してから、他の会計士や税理士と差別化してやろうと、変に色気づいてちょっと「尖ったことをしよう」とか思っちゃってた。
でもほんとサービス業として当然のことをありえへん水準で提供することでサプライズになる。
やろう。
それやった上で尖ったこと考えよう。
そしてふたつめ。
”人生の全てを捧げるという言葉が使われることがありますが、それはある特定の期間において全ての情熱を注ぐという意味であって、長い人生の全ての時間を捧げるという意味ではありません”
ボクたちは何か仕事に関するものを学ぶとき、それを “一生使うための資産” とすべく、慎重に選んで大事に大事に一生使い続けていくけれど、
そうじゃなくてもいいんだと考え直した。
せっかく身に着けた知識や基盤を築いた仕事を手放すのはもったいないことだと思いがちやけど、一番もったいないのは、限られた時間を本当に自分のやりたいことに注げないことだと著者は言っています。
興味を持った瞬間に死ぬほど勉強して、凝縮して使えば良い。
そしてまたやりたいことができたらそれに本気で取り組めばいい。
要は、
『イマを生きろ』
ってやつやな。(これなんのフレーズやったかな。。。)
最後に、
ホンマに恐れ多いけど、ボクは福永さんと考え方はめちゃくちゃ似ている気がする。
雑に言うと、やりたいと思ったことは全部やりたいし欲しいものは全部ほしいと思うタイプ(笑)
思いついたことは割とすぐやるため、これまでも
「それって仕事に役に立つの?」とか「収入が増えるの?」とか言われることが良くあったけど、そんなのは関係なくない?
ただやりたいんだから。
このスタンス改めようかなあと思ってたタイミングに、ちょうどこの本に背中を押してもらえたような気がする。
明日からもやりたいことを全力でやろう。
うん、頑張ろう。