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結局、会計士や税理士は何を売っているのか

 
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K(ケイ)  1989年生まれ 経営者であり、士業であり、夫でありパパです 家族と滋賀県とお酒が大好きです。
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コロナの影響で全員が出社するってのは控えた方が良いな~、でも業務を止めるのはアカンな~

ということで、完全とは言わず一部でも、初めて在宅勤務を導入した会社も多いと思う。

やってみると意外と回るやん!というのが正直なところかな。おそらく。

 

他方、ボクは創業当時から100%テレワークなので、ちょっと外回りの営業を止めたくらいで、

このコロナによる影響はほぼ皆無だった。

“時代がボクに追いついて来たなあ” なんて調子こいていた矢先、ショッキングな出来事が起こった。

しかも立て続けに。

 

最近Webからの問い合わせで、新規提案の機会を2回続けて頂けた。

簡単な自己紹介と見積もりを送った後、アポをとるタイミングで衝撃的なひとことを言われてしまった。

「今後のお付き合いもあると思いますから、先生の事務所がどんなところか見ておきたいと思いますので、こちらから伺います」

 

 

うそん

 

 

「オフィスは・・・・・ないです!!!」

精一杯のどや顔をしてみせた。電話なので顔はわからんが。

 

たぶん依頼者の方からすると、

「会計事務所」というものは基本的にちゃんとしたオフィスがあって、

そこには職員や事務員さんが数人いて、

打合せができるスペース(なんやったら個室)があって、

というのが常識なんやと思う。

気持ちはわかる。

 

一方、ボクにも言い分はあって、

固定の家賃を払うくらいなら、その分を報酬に反映したり、違う投資に回したりした方がクライアントのためになるやん?

と思ってる。

めっちゃ正論やと自分でも思う。うん、正しいはず。

 

でも今回の出来事でもう一度考え直してみた。

 

”ボクが売っているのはなんなのか”と。

 

会計や税務に関する専門的な知識・サービスはもちろんやけど、

それを受け取ってもらう前にまずお客さんに「この人で大丈夫だ」と安心してももらわんといけない。

 

そう、ボクらは“安心” も売っているんだと気づいた。

 

安心感ってのは、実際に話してわかるような「内面からくる安心感」と、パっと見の「外見からくる安心感」があって、

外見の安心感がクリアできないとそもそも内面の安心感を見てもらえる土俵に立てないんや。

 

なるほど。

 

会計士とか税理士はすぐに「経済的合理性」とか「費用対効果」とか考えちゃうけど、人は気分で生きている。

理屈で正しいこと言われても全然気に入らんコトはたくさんある。

自分自身が一番そうや。

 

よしわかった。

 

結論、

 

オフィス構えます

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