備長炭とモチベーション
先日、万博公園のb-baseでBBQをした。
そのときに思ったことを少し。
『備長炭』について。
備長炭とは、
紀伊国田辺の商人備中屋長左衛門(びっちゅうや ちょうざえもん)が、ウバメガシを材料に作り販売を始めたことから、その名をとって「備長炭」の名がついた。狭義にはウバメガシの炭のみを備長炭と呼ぶが、広義において樫全般、青樫等を使用した炭を指す場合もある。外国産のものを備長炭として販売する業者があるが、広義においてもそれらは外れるので注意が必要である。
-wikipediaより
まあ要は炭なんですが、ただの炭ではないんです。
「火をつけるのがむちゃくちゃ難しい一方、いつまででも燃え続ける」
という特徴を持っています。
大げさでもなんでもなく、ボクのようにアウトドア素人では火をつけるのは困難。
なのでボクは、いつも備長炭ではなく、安っぽい炭にありったけの着火剤を使って火をつけています。
ただ、これは本当によく火が消える。
上っ面しか燃えていないから、すぐに火が消える。
一方、備長炭はいつまで経っても火が消えない。
芯から燃えているから、全然消えない。
なんかこれって、『モチベーション』と一緒だなと思ったんです。
何かの流行りものや、瞬間的に誰かに影響されて始めたことは、
最初こそものすごいモチベーションで頑張るんだが、1週間もすればすぐに止めて、元通りの生活を送っている自分がいる。
これまで何度も繰り返してきた。
でも、BBQをしながら燃える備長炭を見て思ったんです。
「モチベーションなんて別に高くなくてもいいんだ」と。
ちょっとずつでも、ゆーっくりでも、着実に長く続けられたなら、
そっちの方が長い目で見れば成長するし、絶対に良い。
備長炭のようなモチベーションを持ち続けたいな。
そのためには、心の奥底で静かに燃える “何か” が必要で、その “何か” はきっと簡単には見つからない。
色々なものを見て聞いて、色々試して、自分とも向き合って、ようやく着火するもんじゃないかなと思う。
ボクは本当にいろんなものに振り回されやすく、モチベーションのグラフがすぐに乱高下してしまう。
いわゆる典型的な「熱しやすく冷めやすい」タイプ。
反省やなあ。
事あるごとに、『備長炭』のことを思い出したいと思う。
10年後のボクはきっとすごいことになっているはず。
ではまた。